不用品回収業者選びのコツ - 不用品回収・粗大ごみ比較ナビ
キッチンや厨房等に設置して使う吊戸棚は、食品ラップのストックや食品タッパーなど普段は使わない物をしまい込んで出すのが億劫になり、ほとんど機能していないこともあります。吊戸棚は収納場所が増える一方で、よく使う物の出し入れという面では踏み台が必要な場合もあり、十分に活用できていない人もたくさんいます。また最近の一般家庭では開放感のあるオープンキッチンが人気です。家族が一緒に作業ができ、死角も少ないので子育て家庭にも人気です。レストランなどの飲食店でも同様に、敢えてお客様に厨房内を見せるオープンタイプの厨房が増えています。そんな背景からリフォームや内装工事で吊戸棚を処分するケースも増えていますが、実際にどんな処分方法があるか紹介します。
自治体で吊戸棚を処分する場合のデメリットはいくつかありますが、不燃ごみとして処分するなら自分でごみ袋に入れたり集積所まで運ばなければならない点です。家庭用の小さくおしゃれな吊戸棚であれば、簡単にごみ袋に入るかもしれませんが、大きなタイプのものや業務用ステンレス製の吊戸棚などでは、ごみ袋に入れるのも集積所に運ぶのも大変です。運搬手段がなければ、そのためだけにレンタカーを借りたり友人などに頼んで車などの運搬手段を確保しなければなりません。つまり不燃ごみとして出すならごみ袋代のみ、粗大ごみで出すとしてもかなりリーズナブルに処分できる一方で、自分で全ての段取りをすることが求められるので、状況や人によっては自治体での処分はハードルが高いと言わざるを得ないようです。
不用品回収業者はその名のとおり、自宅や事務所などの不用品を回収して処分してくれます。一部、各社で規定されている回収不可の品目以外なら、基本的に何でも回収しれくれます。不用品回収業の良い点は、自宅まで回収にきてくれることで、危険な思いや大変な思いをして自力で運び出す必要の無い点です。当然回収費用はかかりますが、吊戸棚以外のものも併せて回収してもらえます。料金システムによってはトラックに積み放題で定額制の料金設定がある場合もあり、事務所や家庭にある不用品をどんどん処分するチャンスです。自治体で処分する場合は、素材ごとに回収日が分かれている場合も少なくありません。ステンレスなどの金物類とスライド扉などに使われているガラスは、別の回収日になるので、一度に処分ができませんが、不用品回収業者の場合、素材の心配なく処分に困っていたものを回収してもらえます。
不用品回収業者を利用して処分するデメリットは、どうしても費用がかかる点です。処分したいものがいくつかある場合にはとても有効な処分方法ですが、仮に吊戸棚しか処分品が無い場合にはコスパが悪い方法でしょう。数社から見積もりをもらい、吊戸棚1点の処分に妥当だと思える金額の業者を見つけるようにしましょう。この業者の選定に時間を取られてしまうこともデメリットです。回収依頼をすると、事前に自宅やお店などまで処分品を確認に来ます。この際に立ち合いをして見積もりをもらいますが、納得できる見積もりを出す業者が見つかるまで、何度も事前見積もりと立ち合いをすることになります。内装工事やリフォーム中などであれば、限られた時間内で処分しなければならないので、非効率な場合もあります。
吊戸棚を買取業者で処分するデメリットは、業者に自分で持ち込まなければならない点です。小型のものならともかく、ある程度の大きさのものは自家用車で運ぶのは難しいものです。ステンレス製のものは丈夫な反面重量もあるため、搬出する時に自宅やお店の壁紙や内装を傷つけてしまうリスクもあります。また吊戸棚はそのサイズによって買取金額が変動しやすい品目なので、実際に吊戸棚を確認した上で査定をする必要があります。せっかく買取業者に持ち込んでも、思ったほどの査定額が出ないことも十分考えられます。持ち込む際の手間と期待する査定額が出るかどうかということを考えると、効率の良い方法ではないかもしれません。