不用品回収業者選びのコツ - 不用品回収・粗大ごみ比較ナビ
OHPプロジェクター(オーバーヘッドプロジェクター)は、一時期プレゼンテーションや教育の現場で主流となる投影機器でしたが、デジタル機器の発達により、デジタルデータを直接スクリーンに投影できるようになってからは、現在は使われることが少なくなりました。少し前までは会議室や大学の講義室などでよく見かけましたね。箱の上にガラス製のレンズがついており、透明なシート(OHPシート)をレンズの上に置いて光を反射させることでスクリーンに文字や図形を映し出すことができました。企業や学校などで、このOHPプロジェクターを使用しなくなってからそのまま置かれているケースは少なくありません。実際、処分や売却などをしようと思っても、方法が分からず、調べる時間を割けずにいる人も多いのではないでしょうか。今回は、そんなOHPプロジェクターを処分する方法について調べ、おすすめの方法を比較してみます。
事業系一般廃棄物の場合でも、家庭ごみの収集所に捨てることはできず、収集運送業や処分業の許可を得た業者に処理を委託する必要があります。産業廃棄物の場合も同様に、産業廃棄物処分業の許可を得た処理施設に自分で搬送するか、専門の収集業者に収集を委託しなければなりません。一般の廃棄物処理施設に持ち込んでも処分してもらえないので、事前に正しい搬入場所や業者を市町村に問い合せるか、ホームページで調べるようにしましょう。このように、事業系のごみは分別を徹底しなければ自治体では処分できないので、事務所の引越しや解体などで不用品が大量に出たとき、ごみの一つ一つ分類を調べるのは手間ですよね。この一般廃棄物と産業廃棄物の分類に時間が掛かり、予想以上に処理に手間取ってしまうことがデメリットになります。
OHPプロジェクターを処分するなら、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。市町村からの許可、認定を受けている業者であれば安心して依頼することができます。何より、不用品や事業系ごみの分別の必要がなく、業者側で適切な処分をそれぞれしてもらえることが最大のメリットです。もちろん、プロジェクター単体でも回収を依頼することができます。回収業者は、不用品の買取も同時に行っている場合が多いので、プロジェクターの状態によっては逆に収入となることも。回収には料金がかかりますが、買取をしてもらうことができればコストも抑えられます。依頼する際には、事前にごみの種類や数を伝えた上で、見積もりをしてもらうのが一般的です。万一回収不能なものがあれば事前に知ることができますし、買取の可能性があれば前もって清掃をしておくこともできます。
デメリットは、不用品の数が少ない場合は、自治体を利用するよりもどうしても料金が高くなってしまいやすい点です。手間や時間の節約をとるか、お金の節約を取るかということになるでしょうか。また、適切な処分やリサイクルを行っていない業者がいる可能性がある点も注意が必要です。中には無料回収と謳いながら出張費などの追加費用を請求する悪質な業者も存在するようです。こうした業者を見分ける必要があるため、事前のリサーチは重要です。家族や知り合いで不用品回収業者を利用した体験談や、インターネットの企業ホームページや口コミを調べてみましょう。また、事前の見積もりを複数社から取るのも手です。見積もり金額はもちろんのこと、スタッフの対応や説明に納得できたかという点も考慮して依頼する業者を決定しましょう。
リサイクルショップまでプロジェクターを持っていったのに、買取不可だった場合は時間と労力が無駄になる場合があります。ランプの寿命が切れている、動作に問題があるものは基本的に買取できないと思っておいてください。買取ができなかった場合は、そのまま回収をしてもらうこともできますが、やはり回収料金は発生してしまいます。また、メールやWebでの仮査定と、実際の査定額が異なる場合もあることも想定しておきましょう。まずは、自分でできるだけの動作確認を行い、破損やキズ、汚れがある場所などを把握してから査定に出しましょう。前もって情報を伝えておくことで仮査定時と本査定のギャップが少なくなります。また、付属品や取扱説明書の有無でも査定額が変わることがあります。