不用品回収業者選びのコツ - 不用品回収・粗大ごみ比較ナビ
サーバーラックは、サーバーやその他ネットワーク機器を1ヶ所にまとめて収納できるオフィス用品で、企業の情報システム部門などでは不可欠なものです。サーバーを1ヶ所にまとめることでスペースを有効活用でき、保守やメンテナンスがしやすくなる他、トラブル時にも最小限のリスクに抑えられます。中には床から天井まで続く高いサーバーラックを利用する企業もありますが、いざ不要となり処分する場合にはどうすれば良いでしょうか。手軽な自治体での処分の他、不用品回収業や買取業者を利用する方法、さらにインターネットサービスを利用する場合のそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。自分にとってもっとも適切な処分方法を見つける参考にして下さい。
サーバーラックは自治体で処分する場合はあまり費用をかけずに処分ができる一方、自分でする作業や事前準備が多い品目と言えます。粗大ごみで出す場合でも、数千円と安価で処分ができます。この場合、分解できるパーツはできるだけ分解して出すのが望ましいですが、大型のサーバーラックの場合は床に固定して設置している場合も多く、また耐震性能に特化したものなど頑丈な作りのものがほとんどです。重量もあるため、分解したとしても自分で運ぶのが困難なケースが多いでしょう。企業などサーバー室に設置している場合、そもそも部屋から該当のサーバーラックを運び出すのが至難なこともあります。事前に搬出方法や経路を確認しておく必要があります。
不用品回収業者を利用してサーバーラックを処分する場合、基本的には電話一本で見積もりに来てもらい、その後回収作業に入ります。自治体で処分する場合には解体作業や床、壁からの取り外しも自分でする必要があり、大型のサーバーラックの場合には、あまり現実的な方法ではありません。大型のラックに限ら小型タイプの場合でも、不用品回収業者での処分はおすすめの方法と言えます。費用はかかりますが、電話だけで会社まで回収的に来てくれ、解体や取り外しまでしてもらえる場合がほとんどです。業者によっては買取をしている場合もあります。サーバーラックは新品で購入する場合はかなり高額になるオフィス家具のひとつです。中古市場でも需要があるため、買取ってもらえる場合もあります。買取制度を利用できれば、少しでもコストを抑えられるためコスト重視の場合には検討してみると良いでしょう。
不用品回収業者にサーバーラックの処分を依頼するデメリットとしては、少なからずコストがかかる点です。しかしながらコストという点では、格安で処分が可能な自治体を利用した場合でも、数千円程度かかるため大きなデメリットとは言えません。大切な点は、サーバーラック処分に適した業者選びをすることです。回収料金の安さを重視すると床などからの取り外しをしてもらえない場合もあります。業務時間内に解体や取り外しを行うのは非効率ですが、社内に固定具の取り外しなどのできる部署や社員がいる場合には、できることは自分ですることで費用を抑えられるかもしれません。サーバーラックの大きさや数量に応じた業者選びをすると良いでしょう。
買取業者でサーバーラックを売る際のデメリットは、ラックの状態が査定額や買取の可否に大きく影響するという点です。基本的にはサーバーラックは中古市場でも需要があるため、オフィス家具やOA器機を扱う買取業者では再販ルートを確保していることがほとんどですが、状態が悪いものや固定具や部品、パーツの欠損しているものなどは、そもそも買取をしてもらえない場合もあるので注意が必要です。またサーバーラックは基本的に19インチラックと呼ばれる、規格に合わせて作られています。仮にこの規格に合わないラックの場合は、中古市場でも需要が少なく買取をしてもらえない可能性が高くなります。買取してもらえそうな場合は、一度業者に依頼してみると良いでしょう。