不用品回収業者選びのコツ - 不用品回収・粗大ごみ比較ナビ
パソコンが普及する少し前、「ワープロ」を持っている人はたくさんいました。タイプライターのように文字をキーボードで打ち込み、液晶画面に表示&データ化できるのは当時は革新的で、文書や年賀状作成などで使いこなしていた人も多いのではないでしょうか。今はワープロ専用機はほとんどなくなり、これらの作業はすべてパソコンでまかなえるようになりました。では、使わなくなったワープロ専用機はお家で今どうなっていますか?捨てたと思っていたが、実は押入れの奥にしまわれていたりして…。昔のワープロは意外と大きさがあり、重さもあります。いざ捨てるとなると捨て方が分からない…となる人が多いです。今回はワープロ専用機の処分の仕方とおすすめの処分方法をご紹介します。
小型家電リサイクル法の対象品目は全部で28品目ありますが、これら全ての品目と、その品目に当てはまる家電を全て無料で回収している自治体は少ないです。例えば、回収ボックスで無料で回収してくれるものは、投入口に入る大きさのものに限定されているためワープロが大きくて入らないといったケースがあります。投入口の大きさも自治体によって異なるので確認が必要です。また、無料回収する家電の種類を限定している自治体も多いです。携帯電話・スマホや音楽プレーヤー、デジカメ、家庭用ビデオカメラ、携帯ゲーム機、電子辞書、電卓などが当てはまり、この場合はワープロはそれ以外の家電のため回収ボックスではなく不燃ごみや粗大ごみとして処分しなければなりません。多少なりとも費用がかかるのを抑えたい場合は別の方法で処分したほうがよいでしょう。
ワープロ専用機を処分するのにおすすめなのが不用品回収業者を利用する方法です。不用品回収業者は小型家電から大型家電、家具や紙類などあらゆるものを回収してくれる業者です。市町村の許可を受けている業者であれば、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など家電リサイクル法でリサイクルが義務付けられている家電も処分することができます。こうした業者に依頼することで、処分のための梱包や発送などの手間なく、確実にワープロを処分することができます。ワープロ以外にも不用品があって、まとめて処分したい場合は一つずつ自治体で処理するよりも、まとめて回収業者に依頼したほうが安く、楽に済ませられる場合があります。業者を選ぶ際は回収を依頼する前にWebや訪問などで見積もりをしてくれる所が安心です。
デメリットは、上記の家電リサイクル法を遵守せず、市町村の許可を受けていない巡回トラックなどを利用してしまう危険性です。こうした業者はあらゆるものを無料で回収しますが、適切にリサイクルを行わず不法投棄を行っていたり、家電の中の個人情報などの処理が不十分だったりする可能性があるからです。不適切な処理により処分場での火災など環境問題や個人情報の流出などの事例が実際にあるため、業者を選ぶ際は必ず市町村の許可を得た業者に依頼するようにしましょう。ホームページを持っていて事業所の所在地や電話番号があるか、市町村の許可を得ている記載があるかなどは利用前に必ずチェックすべきです。無料で回収してくれるからと、安易に依頼することで間接的に環境破壊につながってしまうこともあるのです。
動作が問題ないワープロでも、メーカーや型番によっては値段がつかなかったり、買取できないこともあるので注意が必要です。また、中古品を出すときは中のデータを消去しておくことは必須です。古い機種でデータ消去や初期化の操作方法が分からなかったりする場合、処理に意外と手間取ってしまうこともあります。また、動作は正常でも汚れがひどかったり、ホコリが溜まりすぎていたりすると査定額が下がってしまうことがあります。買取を利用する時はなるべく機器の清掃を行っておきましょう。ただし、自己流で清掃を行って逆にワープロを壊してしまう事がないように。こうした手間もデメリットの一つと言えるかもしれません。ただし、自社で修理販売を行うような専門業者なら、壊れたワープロでもパーツ目的でジャンク品として引き取ってもらえる可能性はあります。その場合はもちろん通常の査定額ではなくなってしまうので注意しましょう。